太秦の家完成! |
もともとは台所周りの床が下がってきたので修繕したいとのご希望でした。 しかし基礎から下がっているようで台所の床だけ直しても、まだ下がっていくことが想定されるので建て替えることになったのです。 以前の家を解体して更地にし地盤調査をおこなったところ、やはり床の下がっていた部分の地耐力が極端に低いことがわかりました。その部分の束石が下がり床に影響が出ていたのです。 スウェーデン式サウンディング試験機 さいわいそこ以外の部分はかなり良好な結果でしたので大掛かりな地盤改良はせず、計画通りベタ基礎とします。 配筋の様子 |
長辺部分が道に面した三角形の土地。 ご夫婦と男の子3人。 個室をつくると小さな部屋ばかりになってしまうので ワンルームでコーナー分けします。 収納面積が充分にとれないため居間に 大きな床下収納庫を設けます。 階段下もすべて収納棚。 敷地面積 55.83u 1階面積 32.09u 2階面積 32.09u |
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みんなで新しい家に使う柱を選びに行きました。 ヒノキの4寸角です。 大黒柱は5寸角。 |
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構造模型 屋根の部分は、かなり難しく大工さんも刻む前に模型をつくっていました。 三角形の土地の長辺方向に道路があり道路斜線制限の影響を受けるので、道路側へ屋根が下がってくるカタチにします。 北側斜線制限にもかかる地域なので緩和規定を受けられるように考えています。 <2階建て、軒高さ6.5m以下、5寸勾配等> |
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太秦の家 上棟日 屋根形状が 単純に見えて 難しく組み上げも たいへんでした。 屋根の流れの方向と柱の向きが45度。 しかも屋根の傾きがあるので クレーンで吊りあがっている材は半勾配に 傾いて母屋と組まれていくことになります。 |
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野地板が2階の天井板です。 (天井を張らずに屋根の下を見せています。) 冷暖房効率は少し悪くなりますが扇風機などで空気を循環させれば解消できることなので空間の広さの方をとりました。 これが2階に張っている床板です。美山杉の1等材、厚さ38ミリです。 |
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大工さんたち。他にも多くの職方さんにお世話になりました。 | ||
玄関ポーチと道の間の少しのスペースにビー玉を埋めました。 | ||