くまいぬはうす

完成編へ
ある日、くまさんから 1通のメール 「ちょっと相談…」て、、、まさかこんなに慌しい改装&引越しになってしまうとは。

突然、古い分譲マンションの1室を購入することになったくまさん&いぬさん。
よいところは交通の便と1階なのでお庭が広い。ちょっと難点は古いので設備が完全に取替え時期にきていること。
広さはともかく梁成(コンクリートのマンションの天井から張り出している構造体です。絶対に傷つけてはいけません。)が大きく圧迫感があります。
はたして、ちょっと改装したくらいで思ってるようにできるのかなーと、、、

打合せに行ってるのか、ごはんをよばれに行ってるのかよくわからないまま
施主支給・分離発注・施主施工に突入してゆきます。
コンセプトは骨太。荒けずり?

kumainuhouse くまさんが自ら模型をつくってくれました。まるでドールハウス。小さな椅子の背もたれまで微妙にカーブしてつくって、テレビ台のキャスターまでつくっていました。趣味のオーディオスピーカーまでちゃんとつくってあるし、すごすぎる!
この模型の段階ではまったく骨太には見えません。
むしろ繊細なくまさんの姿が脳裏をよぎります。
骨太・荒削り?な計画
壁も天井もすべて撤去。天井を張らずにコンクリート躯体に塗装してしまう。釘跡も下地後跡も電気配線もすべて見せてしまう。かまわない。左官壁と躯体の段差もそのまま。気にしない。
床はコストとの兼ね合いで撤去はせずに、上から重ね張り。建材市場でロシア産カラ松を購入。
収納は押入れとクローゼット、間仕切りも兼ねた棚、棚、棚、、、
洗面台のルックスはちょっとこだわってみたい。
キッチンの高さは90センチ。杉の厚板で組み立て。SUSシンク、ガスコンロやシロッコファンはネットで購入。壁タイルも自分たちで貼る。
大枠だけを決めて、後は解体しながら、工事しながら、、、
現場で図面というか墨出しをしていきました。
くまいぬハウス モザイクかかってませんけど壁をはつる施主のくまさん。
解体撤去の終わったマンションの一室。
1階なので庭があり蝉の声以外は聞こえずとても街中とは思えません。

知り合いの左官屋サン、塗装屋サンに少しずつ手伝ってもらい自らも施工します。
床張りは段差があり難しいので大工サンにお願いします。
建材は施主が購入して支給するカタチにします。どこまでローコストにできるでしょうか。
気になる壁の溝やすきまを左官屋サンに埋めてもらいました。
くまさんも一緒に。

こてこてこてさばきが慣れてきた。
キッチン前の壁にタイル貼り。白のマット釉とブライト釉の市松模様にします。作業は順調に見えましたが、目地詰めでてこずってしまいました。
タイル貼りをするいぬさん。
38ミリの厚板で作ったキッチン
下の配管もそのまま見せます。

戻る