宇治・寺山台の家

改装工事中   K子さんからのお便り
「子供たちも大きくなり今の家が手狭に、また独居の母と一緒に住むことになり、近くの店舗付中古物件を購入して…」とのご相談。施主のNさんからメールをいただき、ご家族に初めてお会いした時には「もう今月中には着工して10日後には引越ししないと今の家に買い手がついてしまって…」とのこと!たいへんです。先にNさん世帯のスペースの最小限の改装をしてなんとか引越しには間に合いました。
引き続き改装工事の合間に、Nさんのお母さんとプランの打合せ。とても元気な女性で、今までは一人暮らしを謳歌されていた様子。なるべく一人暮らしの時の生活ペースを崩されないような工夫が必要かと考えました。
キッチン・洗面台・トイレは別に。緩衝スペースとして共用の図書室。玄関ホールに小さな窓を設けて孫たちが帰ってくると気配がわかるようにしました。すべてわけてしまうのではなく必要な時にお互い助け合えるように。
改装前の店舗併用住宅
図書室
1階の面積が広く真ん中に位置する
この部屋は暗いのでトップライトをとって
真っ暗にならないようにしています。

1階プラン
緑色の部分がNさん夫婦&お子さん3人
黄色の部分がNさんのお母さんの居住スペース
ピンク色の部分が共用スペース

 玄関(少し広めの土間です)

工房 兼 リビング


K子さんからのお便り
前略ごめんくださいませ。
先日は大変お世話になりまして有難うございました。素晴らしい設計をして頂いて、すみからすみまですべて気に入り毎日が楽しくて楽しくて嬉しい限りです。一人暮らしから大家族に入って少しとまどいもありましたが、少しずつ慣れて来ました。
あのうす暗い前の家が、私の人生の終着駅のつもりでしたが、明るくてセンスの好い素敵な家に住めるなんて本当に夢のようです。
いろいろ買い揃えて工房の飾りつけもすみ、カーテンもコイデさんのアドバイス通りさせてもらったおかげで、上品な落ち着きのあるお部屋になりました。
掃き出しの窓から青空と公園の紅葉が見え、さすがコイデさんの行き届いたセンスに感心するばかりです。
残された私の人生はおかげでルンルンです。
お忙しいでしょうが一度見に来てください。お待ちしてます。
取り急ぎ御礼まで。本当に有難うございました。かしこ
Nさんのお母さんK子さんからお便りをもらいました。

えらく褒めてくださっていて転記していて恥ずかしかったのですが、とても喜んでいただいてるご様子、うれしく思います。


青空の見える窓は、はじめは道に面していることもあり透明ガラスにするかどうか迷いましたがよかったですね。
玄関の格子戸も透明ガラスで表の様子がよく見えます。(夜は中が丸見えになってしまうのでロールスクリーンで目隠し)
改装工事中
店舗の部分は柱間隔が長く鉄骨梁がかかっていました。下に柱がなく接合部も隙間があいていたので、補強しました。

実は解体中に店舗部分の基礎がないことが判明してびっくり!あわてて造りました。

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